イミフィンジとイジュドのSTRIDE治療のアストラゼネカ主催の研究会です。STRIDE治療は、免疫チェックポイント阻害剤2剤(CTLA4抗体のトレメリムマブとPDL1抗体のデュルバルマブ)併用療法です。原発性肝がんに対する治療は免疫チェックポイント阻害剤の登場により最近大きく変貌しています。4年前に出たテセントリク・アバスチン併用についで昨年このデュルバルマブとトレメリムマブ併用療法が保険収載されました。
一般演題は、広島大学病院消化器内科講師河岡友和先生の「進行肝細胞癌に対する治療~当院の治療方針を含めて~」
特別講演は、藤田医科大学消化器内科学臨床教授葛谷貞二先生の「STRIDEレジメンがもたらす長期生存の新たな可能性」でした。
一部ではありますが、免疫チェックポイント阻害剤を用いたがん免疫療法で肝癌が大きく縮小したりがんが消失するケースがあるのは驚きです。2演題で数例完全著効またはPR症例が提示されましたが、以前では考えられなかったことです。特別講演よりも一般演題の免疫チェックポイント阻害剤症例数が多いのは?でしたが。
2023-11-22 07:06:32
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