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12月16日、広島エキスパートセミナー8th

12月16日、広島エキスパートセミナー8th

Abbie社主催で、当初会場参加の予定でしたが、感染症外来があり、時間的に無理でWeb視聴になりました。演者は虎の門病院顧問熊田博光先生で、演題名は「平成時代に虎の門病院から発信されたデータの検証と令和時代に研究者が新しいことを発信するときの教訓」というえらく長い演題名でした。今回が茶山教授が広島大学教授在任中最後の講演だそうです。今回の講演の中でいままで知らなかった裏話がいくつか披露されました。
1.第一世代HCV抗体(オルソ社C-100)を日本でいち早く大量に測定できた理由は、オルソ社の社長の弟が熊田先生の患者であったためキットを大量に融通してもらえた。
2.DNAプローブ法によるHCV-RNA定量は、2型のウィルス量が低めになるために、IFNの治療効果はウィルス量のみで決まるという誤った解釈が出た。competitive PCR法では、ウィルス量とウィルス型双方の関与が明らかになった。
3.熊田先生が治験総括医師になった理由は、虎の門病院の相当の患者がいて、過去治験の症例不足の際協力した経緯があった。
4.初めて治験総括になった三菱のテラプレビルの三剤併用療法の時は、当時の三菱の社長が熊田先生と懇意であったのがきっかけ。
5.ダクルインザ・スンベプラ発売時、1年3か月後にハーボニーが発売されることが決まっていた。そのために、ダクルインザ・スンベプラで耐性ウィルスを生じさせ治癒不能となった場合責任を誰がとるのか?問題となった。しかしその時すでに、熊田先生はAbbieのヴィキラックスの基礎データを持っており、仮にダクルインザ・スンベプラで耐性を生じてもヴィキラックスで治療できる見通しを持っていた。
最後に茶山先生は、広島で花開いたと結ばれました。熊田先生有難うございました。

2020-12-17 06:57:32

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